初心者奮闘記『それってNG?』と思ったけど大丈夫だった梅シロップの作り方

農業・田舎の暮らし
じろ
じろ

今年は人生初「梅シロップ」作りに挑戦しました。
仕込んだあとに
『やば!それってNG?だった!?』ってことが
色々あったので学びとして載せておきます。

今年の梅は豊作!?


今年は豊作期で
自宅の梅の木からこれだけの梅がとれました。




手前の梅は一応小梅なんですが…….
今年は実が大きくなっちゃいました。
南高梅と大きさ遜色なし!
去年までは小さかったのに……..
これは、
暑さの影響でしょうか?
南高梅のほかに品種不明の梅もあります。

この中から青いものを
1キロわけてもらい梅シロップを仕込みました!

こちらです。

ジップロックが理に敵いすぎていて…震えた

写真をみてわかるように
瓶が小さめのサイズしかなかったので
残りをジップロックに入れて作ってみることにしました。
(実験的に)
※今回は梅1キロ氷砂糖1キロ


↓仕込んで4日後の写真がこちらです↓

どちらも問題なくシロップができ始めています。
しかも!
ジップロックは遜色ないどころか
倍の日数置いたような出来栄えになりました。


梅もよりシワシワだし味も良い♪

さらにジップロックの良いところは
天地返しがすごく楽!

むしろ、
こっちの方がいいのでは?と思うくらいでした。

ジップロック漬けのメリット

🔸 空気が入りにくくて雑菌の繁殖を防げる

袋内の空気をしっかり抜けば、酸化や発酵トラブルが起きにくくなります。瓶より密閉性が高いので意外と安心。

🔸 梅と砂糖がしっかり接する

平たくできる分、梅と砂糖が均一に接触してエキスが早く出る → プラス5日分の差に感じたのはまさにコレ!

🔸 天地返し(上下ひっくり返す)が楽

重たい瓶を持ち上げたりしなくていいし、袋ごと「くにゃっ」と返すだけ。最高に時短&ラク!

🔸 保存場所に困らない

冷蔵庫でも野菜室でもぺたっと入るので、場所取らないのも助かる。


「瓶にこだわらなくても全然イケる!」って、
まさに目からウロコ!時短で作るなら
ジップロック方式はすごく理にかなってます。
(ちなみに漬物も時短で作るならジップロックが早いっす♪)

⚠︎ジップロック注意点

⚠︎チャック部から液が漏れやすい
バットやボウルにのせておくと安心。

じろ
じろ

安いジップロック(DAISO)を使って
保存していたら、うっすら汁が下に滲んでました。。チャックはしまっているのに!なぜ!?じんわり滲んでる!?安いのはそういうことあります。私はビニール袋に入れて保存していました。

⚠︎冷暗所または冷蔵で管理しないと、真夏は特に発酵しやすい。

じろ
じろ

最初は常温でスタートしてOKなんですが、
ある程度シロップ化が進んできたらジップロックは早めに冷蔵へ!気を抜いてるとすぐシュワシュワしてきてダメにしたりします。

  • 長期保存にはやっぱり瓶詰め
ジロ
ジロ

時短で作るのはいいですが、保存には向いてないので最後はやはり瓶保存します!

ちなみに。
梅シロップは『青い梅じゃないとダメ』と思い込んでいたのですが、黄色のものや完熟したものでも問題なく作れるそうです。

青い梅=キリッとした酸味、さっぱり清涼感のある風味
黄色梅=酸味と甘みのバランスが良い。まろやかで飲みやすい
完熟梅=甘みが強く酸味は控えめ、優しい味に仕上がる

https://www.sirogohan.com/_files/recipe/images/umeju-sukanjuku/umeju-sukanjukuyoko.JPG
完熟梅だと濃厚でとろっとした梅シロップができます。

作る人の好みですね♪

基本の梅シロップ作成手順

下準備


・青の場合は、水に2〜3時間浸けてアクを抜きます。
※黄色く熟した梅の場合は、アク抜き不要です。
・洗って水気をふき取り、ヘタを爪楊枝などで取り除きます。

じろ
じろ

爪楊枝よりも焼き鳥用の長めの串が一番作業しやすいです!

保存瓶のサイズ目安


☆サイズ目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500g~800g
4Lサイズ…梅酒なら梅1㎏、梅シロップなら梅1.5kg

材料

梅と砂糖は同等の量

梅 500g
砂糖 500g

など。

じろ
じろ

私はプラス酢もいれました!保存のためにもいいかなと♪氷砂糖のほか、マスコバド糖やきび砂糖などでもつくれます。


つくり方

①梅と砂糖を交互に瓶に入れる。
いちばん上が砂糖になるようにする。

https://noukanoyamasaki.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8909-1024x1024.jpg

②日の当たらない冷暗所に置いて熟成させる。
砂糖が溶けきるまでは、1日に数回瓶をゆすって全体を混ぜる。

約1か月後から飲むことが可能!
(飲みごろは3か月以降)
※梅の実は、長く入れたままにしておくと渋みが出てしまうため、シロップに梅の風味が移ったら取り出した方がいいようです。

、、、、簡単すぎる!!!!!!!

アク抜きはしなきゃダメ?????

実はアタクシ、、、
手順をよく調べずに仕込んでしまって……..
(氷砂糖裏面のレシピのみで作った)

仕込んだあとで
アク抜きが必要なことを知り

あ、

おワタ٩( ᐛ )و

となったのですが……

調べた結果
必ずしも必要ではない!

とのことでした。

よかタ٩( ᐛ )و


事実、
今のところ梅シロップの味も美味しいです。

ただし、
『アク抜きには以下のような目的があります』

アク抜きの目的

🔹 渋みやえぐみを抑える

梅には「タンニン」や「サポニン」などの成分が含まれていて、これが渋みや苦味の原因になります。アク抜きをするとこれらをある程度除去できます。

🔹 色や香りをまろやかにする

アクが残っていると、時間が経ったときにやや濁ったり、ツンとした香りになることがあります。

🔹 保存性の向上

厳密に言うとアク自体が悪くなるわけではないですが、清涼感やさっぱりした味を保つために、アク抜きした方が雑味が減って日持ちしやすくなるという人もいます。

ジロ
ジロ

なので「アク抜き」はやるに越したことはないです。アク抜きが面倒な人は完熟梅で作るのが楽ですね☆
ただやらなかったからと言って失敗ではないのです!私みたいなうっかりさん!!大丈夫だよ!!!!

こんなケースはアク抜きしなくてもOK!

  • 青梅でなく完熟梅を使った
  • 渋みが気にならない/しっかり長く熟成させる予定
  • 梅の個性を活かしたい(ワイルドな味わいが好き)

そう!
梅の個性を生かしたシロップを作ったんだ!
私は!

つまり、
調べた結果は

アク抜きしなくても問題はないけど、
風味をまろやかに整えたいときには必須という感じですね。

今の所味見をしても
なんの問題もなく美味しいです(๑╹ω╹๑ )
後に別シロップも作るので、
アク抜きしたバージョンとも追い追い味比べしてみようと思います。

煮沸消毒はしなきゃダメ??????

長期保存にはやっぱり瓶詰め→加熱殺菌の方が向いてます。

とのことなんですが。。。。

瓶が大きくて煮沸消毒はせず
アルコールで拭いただけで使ったんですよ。

これNGかなぁ?٩( ᐛ )و
と思ったんですが…………..

結論:NGではない!

✅ アルコール消毒はとても有効!

特に食品用(度数70〜80%前後)のエタノールなら、煮沸と同等以上の殺菌効果が期待できます。
瓶の内側・フタの裏・口の縁までしっかり拭いていれば、かなり安心。

🔸 煮沸できない瓶に対しての推奨手段
  • 熱湯で割れる恐れのあるガラス → アルコール消毒がむしろ良い!
  • 消毒後、自然乾燥 or ふき取りで水分を残さないことがポイント!
アルコールだけで作る人は多い!

実際、市販の梅酒・果実酒づくりキットの説明書でも「煮沸が難しい場合はアルコール消毒でOK」と書かれていることが多い!

つまり、大丈夫!!!!!d( ̄  ̄)

point

瓶が大きくて煮沸が難しい時は
よく洗って、熱湯をまわしかけて乾かしたあと
アルコールで瓶の内側をふきあげるとより完璧に!

まとめ


今回、これってNGか?と思われた

  1. アク抜きしなかった
  2. ジップロックで作った
  3. 煮沸消毒しなかった

は「すっごく理にかなった、安全な梅シロップ作り」でした!
全然問題なし!(ホッ)

ただ、
当たり前ですがより美味しくまろやかに、安全に仕上げたい場合
特に初めて作る方は
面倒くさがらず全ての工程やった方がいいです。
私も
今年学んだのでこれで次回からは完璧だ!

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